伏 鉄砲娘の捕物帳

 舞台挨拶付の回が取れたこともあり、『伏 鉄砲娘の捕物帳』を観てきた。
 美菜ちゃん演じる浜路が魅力的な主人公で、これは寿美菜子のハマり役だと感じたのが第一印象だ。祖父の跡を継いで猟師を生業にしているから、命のやりとりに対して淡白で感傷的ではなく、またその大切さも理解している。その純朴さと強さの両面が寿美菜子の演技と非常に良く適合しており、これがこの物語を引っ張っている。
 相手役として信乃が出てくるが、個人的には兄道節との関係が面白いと感じた。田舎から江戸に出ている兄ということでどんなインテリが出てくるのかと思ったら、2人が再会した瞬間に兄妹だと判る(このことは出演者も舞台挨拶で言っていた)。そんな似た者兄妹のやり取りがいちいち楽しい。
 逆に信乃の方の物語(というか村雨丸について)はちょっと説明不足で唐突かなと思うところもあるのだが、浜路の成長の物語ということを鑑みると、この辺りはちょっと触れる程度でもいいのかもしれない。
 写実的な時代劇ではなく、okamaによる幻想的な江戸の街にしたのも良かったと思う。写実的にすると地味になってしまうからと監督は言っていたが、映画という時間が決められた枠の中で「伏」という存在を時間をかけずに違和感なく受け入れさせる功を奏していたように思う。
 しかしまあ上映終了、舞台挨拶始まる段になって入ってくる輩はなんなんだろう。今日は公開初日でそれも朝一の上映回なんだが。

記憶力には自信がない

 地元民に誘われて飲み。翌日になってから気づいたんだが、そういや飲みの前日はその地元民の誕生日だったっけ? 祝ってやれば良かった。
 他人の誕生日はなかなか覚えられん。家族のですら曖昧だ。別の地元民に能登麻美子の誕生日と同じだからオレについでで覚えられてると毎年グチっている人物がいるが、実を言うと能登と同じ誕生日でそれが2月だということは覚えててもそれが正確に何日だったか日付はよく忘れてしまう(笑)。美菜子なんか去年は誕生日当日がスフィアライブ、今年は前日がスフィアライブでイベント中に祝ったけど、何日だったか全然覚えていない。
 まあそれでも豊崎愛生とかビル=ゲイツの誕生日だけは忘れないだろうが。。。

田村ゆかりアリーナ公演

 「田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2012 Autumn * Fall in Love *」の横浜アリーナ公演に行ってきた。月曜日に新茶さんに行くのかどうか問われた時には「仕事で間に合わないから……」などとほざいて行かないつもりでいた自分ではあったが、火曜日にニコニコで生放送されていた「ゆかり☆ちゃんねる」を見てあっと言う間に変心。当日は仕事を終えると報告書を鼻で笑われながらも慌てて退出、一路新横浜に向かうのであった。
 当日券を購入して入場。席は入口と真逆の一番東側なので、移動中に漏れ聞こえてくる歓声が実に焦燥感を煽る。結局2曲目(らしい)「チェルシーガール」開始時に席に着く。当日券席なので正直に言えば舞台も天井の画面も非常に見づらい位置だったが、どうやら1席ずつ間を空けて販売しているようで、両隣が空席だった点のみは良し。

 「アンジュ・パッセ」がCDとは全然違う印象でちょっと驚いた。「You & Me」のラップ部、過去には1番までは覚えたんだが、今回には1番すらもすっかり忘れていた。急遽参戦だったからなあ(苦笑)。
 歌もすばらしかったが、幕間の映像も面白い。外国人に田村ゆかりの曲をその場で初聞きさせて答えるクイズ映像が特に楽しかった。太田雅友が正解数1位で「おお! さすが作曲者!」と思ったら実は集計ミスで田村ゆかりも同点で1位だったというオチまで付いていて、これには爆笑。
 途中からでも来て良かった。予定が合わないから……なんて消極的じゃない方が楽しいね(笑)。

 平日の横浜アリーナということで当日券には余裕があるだろうと踏んでいたが、開演後も売っているのか? という点には不安を抱いていた。幸いにして今回は無事購入できたが、普通売り切れない場合は何時くらいまで売ってるものなんだろうか?
 自分が入場後(1時間くらい?)も周辺の当日券席と思われる座席に入ってきた人はかなりいたので大分遅くまで販売しているようではある。ちょっと気になるな。

PVも手がこんでて楽しい

 戸松新曲の「Q&Aリサイタル」を買ってきた。もう彼女のソロシングルも10枚目なんだな。
 公式サイトの解説でも本人が言っているが、ライブでのレスポンスやったら本当に楽しそうだ。曲自体は9月のスフィアライブで歌ったけど当然誰も聴いたことないから、戸松がマイク向けてても誰も反応できておらず、傍目に見ていて寂しかった。そんなわけで次のソロツアーが楽しみである。
 この「Q&Aリサイタル」、『となりの怪物くん』のオープニング曲。戸松自身が主人公で出演しており、独白も含めて台詞が多いのは嬉しい。内容も楽しげで、毎週が楽しみな作品になりそうだ。

はまれぽ

 「はまれぽ」に拠ると横浜の市立図書館の登録者は市民の4分の1なのね。意外と少ない。
 この「はまれぽ」、横浜(と川崎・湘南)のことを話題に取り上げて、いろいろな事例を調査してくれるサイトで、実に面白い。取り扱う内容が文化・歴史的なことだけでなく、些細などうでもいいようなことにまで多岐に渡っていて、毎日の更新が楽しみである。去年の横浜スタジアムでミルキィホームズが始球式をやった時のことも記事になっていたりする。ちなみに横浜駅で終電を逃した場合、何駅までなら歩いた方が早く帰れるかという企画がバカバカしくて“非”実用的で好み。