下田の空が青く高くて

 行こう行こうと思っていた『夏色キセキ』の舞台探訪。なかなか時間が作れず、ようやく今日行ってくることができた。
 普段は作品の舞台やロケ地に行ってもそんなに写真を撮ったりしないのだが、今回はそれなりに撮ってきた。上げている画像は、携帯電話で撮影したものとカメラで撮影したものがあるので、サイズが混在している。一部ボケているのもあるが、撮影者の技術に問題があるだけで被写体には問題はないのでご容赦願いたい。ちょっと数が多いので続きの方へ。

 下田に行くからには当然オモシロ駅長のアナウンスのあるラッピング電車で行こうと、8時25分の電車に乗るべく、朝早くに出かける。熱海駅で目的の電車に乗り換え。

正面
正面から。一般の乗客も物珍しさからか撮影していた。
夏海・紗季側
正面からみて右手、夏海・紗季側。
優香・凛子側
正面からみて左手、優香・凛子側。
ドアが開いている間は見えない
ドアが開いていると見えない、ちょっと残念な構造。

 伊東駅でJR伊東線から伊豆急行線に乗り入れると、オモシロ駅長のアナウンスに切り替わる。切り替わって夏海の声が流れてきた瞬間、一般客がざわっとしたのがちょっと面白かった。アナウンスは次の駅のお知らせが基本で、停車時間が短い駅やその先の駅の告知もする。オモシロ駅長の夏海だけでなく他の3人も交代で告知を行う。
 夏海はちょっと気取った感じ、紗季は真面目で、優香はアイドルっぽく、凛子はマイペースな感じで、各キャラが個性的で楽しい。伊豆急下田駅到着時には4人が告知をするのだが、旅館の娘の優香がちゃんと「宿は観光協会で」と言う辺り、判ってる人が作ってるなと感じる。このオモシロ駅長アナウンスを聞くだけでも行った甲斐があったというのが正直な感想だ。

 熱海を出た時は曇り空だったが、下田に着くと良い天気。「秋色キセキかな?」なんて思ったけど、そんなこともなく。暑い日ざしは、夏が戻ってきたかのよう。

下田駅のパネル
下田駅にあるオモシロ駅長のパネル。

 伊豆急下田駅を出たらとりあえず凛子の実家の神社に向かう。作中では山の中にあるが、モデルとなった神社は街中にある。この手の神社ではありがちなキャラの描かれた絵馬、いわゆる痛絵馬がかなり並んでいた。

凛子の神社
凛子の神社。
神社の左側
残念ながら“御石様”はないようだ。

 商店街の方へ行き、作中でもオープニングを含め何度も出てきたハリスの足湯へ。つかってみたけど、足だけだと汗が流れないから夏に入るにはちょっと辛い(劇中では平気でつかってたけど)。これからの涼しくなってくる季節につかると気持ちいいだろうな。

ハリスの足湯外観
ハリスの足湯外観。
ハリスの足湯内部
ハリスの足湯内部。

 商店街を歩いていると、『夏色キセキ』のポスターを貼っている店もちらほら。ざっとみた感じ、関連商品としてお茶や優香の家「花木屋」のタオル、Tシャツなんぞを売っている店があった。
 だらだら歩いていると優香が5話で偽刹那・F・セイエイのポスターをもらった店を発見。

偽刹那のCD屋
藤井店員の働くCD屋。
商店街の旗
商店街にはこんな旗が飾られていた。

 そのまま商店街を通って、これまたオープニングや劇中でよく登場したペリーロードへ。周辺には蔵のような外観の建物が多く、風情を感じる。

ペリーロード
ペリーロード。
土佐屋
オープニングで4人が挨拶する店。
土佐屋その2
川側から。

 そのまま歩いて、紗季(中身優香)と貴史くんが4話でデートした、海と繋がっている水族館、下田海中水族館へ。男1人で水族館というだけでも微妙に恥ずかしいのに、入口でイルカのぬいぐるみを持たされ、写真を撮影される。数々の舞台探訪者がこの羞恥プレイを受けていたと思うと目頭が熱くなる。
 「海洋生物は見るよりも食べる方が……」などと思っていたけど、実際に見てみるとこれが結構楽しい。小型のサメが何種類もいたり、サメ肌体験と称して触れるサメもいたり戸松好みかな(?)。劇中で紗季(中身優香)が話していたイルカのショウもアシカのショウも見たが、いろんな芸を見せてくれて全く飽きがこない。ちょっと合図しただけで、アシカが器用に階段を登って飛び込み台に上がっていくのを見て、良くもまあここまで訓練したものだと実に感心する。

水族館外観
水族館外観。
アクアドーム ペリー号
アクアドーム ペリー号(内部に水槽)。
2人が食事を取った店
紗季(中身優香)が缶ジュースをこぼした店。
紹介ポスター
こんな感じで紹介されていた。

 水族館を出ると、入口で撮影されたイルカのぬいぐるみを持って引きつり笑顔を浮かべて1人写る3X歳男性の写真が晒し者、ではなく掲示されていた。「記念に¥1000でお持ち帰りできます」というようなことを言われたが、苦笑して断る。今になって思い返してみると、買い取らなかった結果、1日中掲示されて晒し者になったのか。。。
 それはともかくとして、海岸沿いを歩いて下田城址内の下田公園へ。海岸沿いの道は天気が良くて気持ちが良い。まあもし天気予報が外れて台風がもっと早く来ていたら「何で台風になってるのー!? わけわかんないー!」とか言えておいしいかなとか思ってたのはここだけの話。

下田公園舞台
子供の頃のどじまん大会が開かれた舞台。
舞台側から
舞台側から。
キービジュアル
城址の出口にあるキービジュアルの場所。

 結局やはり海洋生物は食べたいと思い到ったので、駅の近くの食堂で食事。これだけは『夏色キセキ』と全く関係ないので、優香のスイングを置いてお茶を濁す。
 店の人に「今日帰るんですか?」と訊かれたので、内心「何故観光客と判った!?」と驚いたけど、食事を記念に撮影する人なんて観光客しかおらんわな。

金目鯛まぐろ刺身定食
右下に。。。

 最後にこれまたしょっちゅう劇中に登場した駅前のローソンへ。ベンチは景品になったため(?)存在しない。

ローソン下田駅前店
運良く駐車車両がいなかった。

 帰りもオモシロ駅長のアナウンスのラッピング電車。伊豆急下田駅出発時と伊東駅到着時が違うだけで、あとは下りと同じアナウンスだった(と思う)。
 これの上りの時間が14時半と早いため、どうしても慌しく中途半端な探訪になってしまった。ロープウェイにも乗りたかったし、『夏色キセキ』とは関係なく下田開国博物館にも行ってみたかった。何より金目鯛バーガーも食ってみたかったなあ。優香があれを食べてるシーンが好きなのよ。

ひとこと

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