大全集3期完結

 『藤子・F・不二雄大全集』の3期最終配本分が届いた。これで3期も完結、そして『ドラえもん』もこの20巻で完結した。20巻には修正前の『ドラミちゃん』も載っていて、カバ田やみよちゃんの顔が確認できたのが嬉しい。これで全てのドラが読めるようになったわけだ。
 18巻がドラの最晩期に当たるのだが、この辺りの話を読んでいると実に面白く、本当に脂が乗りに乗った時期に病気で描くのをやめてしまったんだなあと残念に思う(その後も中編や大長編はもちろん描いているのだけれども)。「ドラえもん」と言われて多くの人が想像する世界観は当然最晩年から生み出されているわけだが、描き続けられていたらそれも変化したであろう予兆のような点が垣間見られて、それもまた残念に感じてしまう。

 未定だった『大全集』の4期も発売することが決定した。『まんがゼミナール』のような文章も収録して欲しいなと思うけども、現在のところ収録予定にはないようだ。残念。

ひとこと

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