アリアンロッド2Eキャンペーンデータ

 というわけでキャンペーンで使用したデータ類を載せる。非常に長くて読みづらいので注意(このブログが長文を書くことを意識してないデザインだから仕方ないのだが、なんとかしたい気もする)。一応データだけまとめたテキストファイルも置いておく。
 名称のセンスについては深く突っ込まないで頂きたい。推察の通りかなり適当に命名していることが多い。

 また、以下のサプリメントの略称は下記の通りとする。

  • 『アイテムガイド』:『IG』
  • 『エネミーガイド』:『EG』
  • 『スキルガイド』:『SG』

アイテムデータ

怪しげなHPポーション
種別:ポーション  レベル:
重量:
価格:200  鑑定値:16(錬金術判定でも鑑定可能)
効果:マイナーアクション・メジャーアクション。HP回復を行う。使用者の【HP】を4D回復する。消耗品。
カース:回復量を決定する4Dで1が出た場合、そのサイコロは回復量に加えない。またその時出た1の数の4倍サイコロを振り、出た目の数だけHPを失い、ラウンド進行中であれば毒を受ける(強度は最初に振った1の数となる)。
怪しげなMPポーション

種別:ポーション  レベル:
重量:
価格:300  鑑定値:16(錬金術判定でも鑑定可能)
効果:マイナーアクション・メジャーアクション。MP回復を行う。使用者の【MP】を4D回復する。消耗品。
カース:回復量を決定する4Dで1が出た場合、そのサイコロは回復量に加えない。またその時出た1の数の2倍サイコロを振り、出た目の数だけHPを失い、ラウンド進行中であれば毒を受ける(強度は最初に振った1の数となる)。

 4話で登場。4話シナリオ中はポーション類の購入不可とした。そうしたことで怪しげなポーションに手を出すかなと期待したのだが、シナリオ解説の方で書いたようにFS判定があっさり終わってしまったため、ほとんどリソースを消耗することがなく、使われることはなかった。

聖雪の羽根

種別:道具  レベル:
重量:
価格:購入不可(売値:30000G) 鑑定値:11
効果:マジックアイテム。シーン内の単体が《邪神の力》またはエネミースキルの《フェイス:~~》を使用を宣言した時に使用する。そのスキルは効果を発揮せず、効果を発揮しなくとも使用されたことになる。消耗品。

 6話のエネミー、セラフィックポメロのドロップ品。取得することはなかった。

不死者の寵愛

種別:装身具  レベル:
重量:
価格:購入不可  鑑定値:15
効果:マジックアイテム。パッシブ。「種別:アンデッド」にのみ効果があるスキル、「種別:アンデッド」に対して追加効果のあるスキルに対するリアクションの達成値に+2する。
カース:装備者の取得している一般スキルの《フェイス:~》の効果を受けることができない。

 7話でフィッター・フランカより譲り受けた怪しげな首飾り。後述のマギルの《ターンアンデッド》対策で出したが、魔術判定がクリティカルだったため意味を持たなかった。


エネミーデータ

 プレイ中スクウェアに配置するコマには不確定名称を記入していたが、その際には得物や状態を記入していた註1)。わざわざ口頭で伝える必要がなく、これもオンセの利点だ。

■第1話「偽りの“白”」

アイアンゴーレム(『EG』p.110)
重装兵士改

重装兵士(『EG』p.53)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
レベル:
HP:98
追加エネミースキル:
《スラッシュブロウ》3(『SG』p.52)
《ブランディッシュ》2(『SG』p.53)
削除エネミースキル:
《カバーリング》
変更ドロップ品:
14~:シューティングスター(『IG』p.92)

 ドロップ品にマジックアイテムや消耗品を入れるのも度々やってみた。余り役には立たなかったが。

短剣使い

分類:人間  属性:
レベル:4(モブ) 識別値:10
判定:4/4
回避:5(2D) 防御:9/3
HP:36 行動:4 移動:10
攻撃A:ダガー(短剣/片) 5(3D)/15(3D)/白兵(物理)/至近
エネミースキルA:
《バッドステータス付与:毒(2)》1(『EG』p.21)
ドロップ品:
4~6:折れた短剣(5G) 7~10:2D×10G 11~:毒草(80G)×2

 ミドルの戦闘で「データはモブだけど1人」とかわけの判らんことを言っていたのは、ムガードを追いかけて地下に入ったのに何十人もいるような状況にはしたくなかったので。ソロエネミーで作ればいいのだが、モブの方が設定するデータが少なくて手間が省ける。どうせなら長剣使いと同じエネミーにしてA・Bで分ければ良かった。
 毒はバッドステータスの中でも気楽に使えるので、今後も頻出する。逆に気を使うのはスリップ。

長剣使い

分類:人間  属性:
レベル:4(モブ) 識別値:10
判定:4/4
回避:3(2D) 防御:11/4
HP:38 行動:4 移動:10
攻撃A:ロングソード(長剣/片) 7(2D)/18(3D)/白兵(物理)/至近
エネミースキルA:
《スラッシュブロウ》2(『SG』p.52)
ドロップ品:
4~6:薬草(10G)×3 7~10:2D×10G 11~:ルビー(『IG』p.62)×2

 雑魚に《スラッシュブロウ》のような瞬間火力を持たせるのも良くやる。どうせ1~2ラウンドでやられるなら一発大きいのを打ち、後は倒されるだけでもいいと思う。

犯罪組織サモナー

分類:人間  属性:
レベル:5  識別値:13
能力値:
 筋力:9/3  器用:10/3
 敏捷:10/3  知力:15/5
 感知:9/3  精神:13/4
 幸運:11/3
 攻撃:素手(格闘/双) 3(2D)/0(2D)/白兵(物理)/至近
 攻撃:《サモン・ファーヴニル》 7(2D)/5(6D)/魔法(魔法〈無〉)/20m
 回避:5(2D) 防御:10/4 HP:53  MP:40 行動:6 移動:14
エネミースキル:
《ガーディアン》1(『SG』p.78)
《クウェリィ》1(『SG』p.78)
《サモン・ファーヴニル》1(『SG』p.79)
《ファミリア》2(『SG』p.80)【敏捷】と【知力】を指定。
《マジックキャンドル》1(『SG』p.188)
ドロップ品:
5~7:MPポーション(『IG』p.61) 8~11:ルビー(『IG』p.62) 12~:ルビー×2

 《ファミリア》で【敏捷】を指定して回避し、大ダメージを受けたら《ガーディアン》を使用して回避が下がるギミックにしたのだが、そもそもの回避が低すぎて意味がなかった。《クウェリィ》はムガードの隠れ場所を知るために使用した設定。《マジックキャンドル》も含めこういうムダな遊びスキル好き(笑)。


■第3話「ダンジョンアタック」

アースエレメンタル(『EG』p.93)
ウォーターエレメンタル(『EG』p.93)
エアエレメンタル(『EG』p.93)
ファイアエレメンタル(『EG』p.93)
ダークエレメンタル(『EG』p.94)
ルミナスエレメンタル(『EG』p.94)
ウェポンイーターA(『EG』p.97)
ベクトルランナー(『EG』p.102)
キマイラ(『EG』p.102)
ウッドゴーレム(『EG』p.109)
インフェストアントB(『EG』p.117)

 他シナリオでは独自データか改造データを使用していることが多いが、ダンジョンではクライマックスのみでしか使用していない。ダンジョンは組み合わせが妙だと思っているので、エネミー・トラップ共に公式の既存データを使うことが多い。

強化グレンデル

グレンデル(『EG』p.131)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
レベル:12
HP:167
HP100以下で次のスキルを取得:
《二回行動》1(『EG』p.21)
HP50以下で次のスキルを取得:
《万軍撃破》1:マイナーアクション。そのメインプロセスで行う白兵攻撃の射程と対象を「射程:視界」「対象:場面(選択)」に変更し、エンゲージしていない対象にも行えるようにする。1シナリオに1回使用可能。

 普通のエネミーデータだと、当然だが敵数が少なくなると緊張感が薄れるため、【HP】制限のあるスキルを持たせて弱ってくると強化され、気を抜けないようにした。こういった処理をする場合、規定の条件を満たした時に「フラグが立った」など何かしら伝えるようにしている。

オルゴーレム改

オルゴーレム(『EG』p.110)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
レベル:
MP:20
追加エネミースキル:
《アレグロ》1(『SG』p.94)
《アンセム》1(『SG』p.94)
《ガルドル》1(『SG』p.95)
《フォルテ》5(『SG』p.96)
《レクイエム》1(『SG』p.97)
削除エネミースキル:
《ジョイフルジョイフル》
《ファイトソング》
《ディスコード》
《抵抗性:威圧》

 オルゴーレム改は以前載せたものとデータが異なっている。以前のもの掲載後に修正したのに、それすらも誤りがあったため(苦笑)。

ガンナーゴーレム

分類:機械  属性:
レベル:5(モブ)  識別値:13
判定:5/4
回避:7(2D) 防御:14/0
HP:72 行動:11 移動:
攻撃A:レールガン(錬金銃/両) 9(3D)/25(2D)/射撃(物理)/60m
エネミースキルA:
《ガンスミス》1(『SG』p.67)
《コンバージョン:レールガン》2(『SG』p.68)
《携帯:強化弾》1(『EG』p.18)
《バッドステータス付与:毒(2)》1(『EG』p.21)
攻撃B:レールガン(錬金銃/両) 9(3D)/25(2D)/射撃(物理)/60m
エネミースキルB:
《オルタナティブウェポン》1(『SG』p.67)
《ガンスミス》1(『SG』p.67)
《コンバージョン:レールガン》2(『SG』p.68)
《無限の力》1(『EG』p.17)
《携帯:強化弾》1(『EG』p.18)
ドロップ品:
6~8:マジカルキー(『IG』p.59) 9~12:強化弾(『IG』p.64) 13~:ゴーレムの宝石(150G)×3

 針を飛ばす銃のイメージ。


■第4話「ポーションショック!」

グレムリン(『EG』p.60)
フライシールド(『EG』p.103)
スティールゴーレム(『EG』p.110)
ローラーゴーレム(『EG』p.112)

 説得対象であるグレムリンは当然倒すとFS判定失敗になる。その立場を利用して、ひたすらゴーレムの支援と後述のトラップ「錬金工房の暴走」を起動させる役割を期待したのだが、FS判定があっさり(以下略

スケルトンシャープシューター

シャープシューター(『EG』p.54)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
分類:アンデッド
変更エネミースキル:
《援護射撃》1シーンに1回使用可能に変更。
追加エネミースキル:
《無限の力》1(『EG』p.17)
《骨の体》1(『EG』p.22)
削除エネミースキル:
《クイックアクション》
《ゼロイン》

 MPの管理はするだけムダなことが多いので、ほとんど場合《無限の力》を持たせている。

ゾンビグレートウォーリア

グレートウォーリア(『EG』p.55)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
分類:アンデッド
レベル:13
精神:28/9
回避:5(2D)
防御:24/9
HP:100
追加エネミースキル:
《無限の力》1(『EG』p.17)
《腐臭》1(『EG』p.24)
削除エネミースキル:
《スマッシュ》
《バーストスラッシュ》

 ゾンビグレートウォーリアはホントは素の火力を下げて《バーストスラッシュ》を持たせたままにした方が面白いのだろうが、PCのウォーリアがやたら硬いため、事故が怖くてできなかった。

スケルトン改

スケルトン(『EG』p.85)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
追加エネミースキル:
《妨害》1(『EG』p.24)

 死者払いの水で一掃できる嫌がらせエネミーを考えて、下記のランサーゴーレムのドロップ品に設定したが、そんなレベルの敵は《ワイドアタック》で死ぬのでそもそも意味がなかった。

ランサーゴーレム

分類:機械  属性:
レベル:5(モブ)  識別値:13
判定:5/4
回避:9(2D) 防御:18/0
HP:72 行動:11 移動:
攻撃A:十字槍(槍/両) 9(3D)/30(2D)/白兵(物理)/至近
エネミースキルA:
《スレイヤー:アンデッド》1(『SG』p.104)
《チャージ》2(『EG』p.13)
《援護》1(『EG』p.21)
ドロップ品:
6~8:ウェポンケース(『IG』p.63) 9~12:ヘビースピア(『IG』p.31)  13~:死者払いの水(『IG』p.57)

 錬金工房でアゼリアが改修していた対アンデッド用ゴーレム。FS判定があっさり終わったため1体も破壊されなかった。最終回で戦力になる可能性もあった。

ミグェル

分類:人間  属性:
レベル:16  識別値:15
能力値:
 筋力:23/7  器用:28/8
 敏捷:19/6  知力:34/11
 感知:20/6  精神:32/10
 幸運:27/9
攻撃:ウェポンクリエイト(短剣/錬金術/片) 8(3D)/18(12D)/白兵(物理)/至近
攻撃:ハンドグレネード(錬金術/片) 8(3D)/47(2D)/射撃(物理)/12m
回避:6(2D) 防御:26/14 HP:192 MP:184 行動:15 移動:12
エネミースキル:
《超新型グレネード》1:パッシブ。ハンドグレネードの攻撃力に+25する。
《トリアラクの恐怖》1:あなたのメインプロセス終了直後に使用する。未行動となり、ラウンド終了まで【行動値】が0となる。1シナリオに1回使用可能。
《腐食毒》1:パッシブ。あなたが毒を与えた場合に有効。その毒を受けた、あるいは既に毒を受けていたキャラクターは【物理防御力】が[受けている毒の強度×5]減少する(最低0)。毒が回復するまで持続する。
《クイックヒール》1(『SG』p.55)
《ヒール》1(『SG』p.56)
《ホーリーウェポン》5(『SG』p.57)
《マニフィカート》1(『SG』p.57)
《アームズマスタリー:錬金術》1(『SG』p.66)
《ウェポンクリエイト》5(『SG』p.67)
《グレネード:ダイレクト》1(『SG』p.67)
《グレナディア》1(『SG』p.69)
《ハンドグレネード》1(『SG』p.69)
《クリッククリエイト》1(『SG』p.69)
《禁忌魔術》1(『EG』p.14)
《無限の力》1(『EG』p.17)
《邪神の力》1(『EG』p.19)
《バッドステータス付与:毒(2)》1(『EG』p.21)
《フェイス:トリアラク》5(『EG』p.26)
ドロップ品:
5~7:MPポーション(『IG』p.61) 8~14:デスポーション(『IG』p.61) 15~:EXMPポーション(『IG』p.61)

 トリアラク教団四部下の1人。永遠の研究を求めてアンデッド化を望む。ミグェルという名はプレイ時には未決定でトリアラクの錬金術師という仮名註2)
 強化の魔法や錬金術を使用してしかる後に動き出す、その間は雑魚が相手をする。で、その想定通りにはなったのだが、ほとんど殴れずに倒されてしまった。《腐食毒》は『ナイトウィザード2』でよくあったバッドステータスを受けると次のダメージが増加する恐怖を再現しようと作成。チェイサーに近似したスキルが存在することに気付いたのはシナリオ作成後。


■第5話「水の街の“淀み”」

傭兵隊長(『EG』p.55)
ジェットゴーレム(『EG』p.111)
用心棒仲間

分類:人間  属性:
レベル:6(モブ)  識別値:14
判定:5/4
回避:7(2D) 防御:14/6
HP:83 行動:7 移動:
攻撃A:ファインソード(長剣/片) 9(3D)/24(2D)/白兵(物理)/至近
エネミースキルA:
《挟撃》2:パッシブ。あなた以外の《挟撃》を取得しているエネミーが同一エンゲージにいる場合、白兵攻撃の命中判定に+1D、ダメージに+2Dする。
《バーサーク》5(『SG』p.52)
《無限の力》1(『EG』p.17)
攻撃B:コンポジットボウ(弓/両) 13(3D)/29(2D)/射撃(物理)/30m
エネミースキルB:
《スペシャライズ:弓》5(『SG』p.64)
《携帯:ミスリルの矢》2(『EG』p.18)
《バッドステータス付与:毒(2)》1(『EG』p.21)
ドロップ品:
6~8:ウェポンケース(『IG』p.63) 9~12:サファイア×2(『IG』p.62) 13~:高級サファイア(『IG』p.62)

 データ作成の手間を削減するため、用心棒仲間は白兵と射撃で同じエネミーに。《挟撃》は同エンゲージに集まり易くするため註3)、またしても使う機会がなく役に立たなかったが。
 「みどりです~」と言いたいがために、ドロップ品をサファイアにした(笑)。

用心棒魔術師

分類:人間  属性:
レベル:7(モブ)  識別値:14
判定:5/5
回避:6(2D) 防御:10/10
HP:94 行動:8 移動:
攻撃A:《魔術攻撃:火》 11(3D)/23(2D)/魔法(魔法〈火〉)/20m
エネミースキルA:
《燎原の火》3 パッシブ。あなたが魔法攻撃が命中させた場合、攻撃の対象はクリンナッププロセスに9点のHPロスを受ける。この効果は対象が移動するかマイナーアクション消費して解除するまで持続する。
《マジックブラスト》2(『SG』p.61)
《エクステンドレンジ》1(『SG』p.83)
《マジックオペレーション》1(『SG』p.85)
《魔術攻撃:火》1(『EG』p.15)
《無限の力》1(『EG』p.17)
攻撃B:《魔術攻撃:地》 11(3D)/23(2D)/魔法(魔法〈地〉)/20m
エネミースキルB:
《立錐の地》3:パッシブ。あなたが行う魔法攻撃の対象がスリップを受けている場合、与えるダメージに+15する。
《マジックブラスト》2(『SG』p.61)
《マジックオペレーション》1(『SG』p.85)
《バッドステータス付与:スリップ》1(『EG』p.21)
《魔術攻撃:地》1(『EG』p.15)
《無限の力》1(『EG』p.17)
ドロップ品:
6~8:普通の酒(50G) 9~12:魔導酒(『IG』p.61) 13~:魔導酒×2

 Bは使用していない。PCウォーリアが〈火〉属性持ちなので、始めに同属性で攻撃、次からは《マジックオペレーション》で対抗属性に変更して攻撃する註4)。属性付きのPCに対して、単純に対抗属性攻撃するのも気が引けるので、一手間を挟んだ註5)

フェッロ

分類:人間  属性:
レベル:10  識別値:15
能力値:
 筋力:23/7  器用:31/10
 敏捷:24/8  知力:11/3
 感知:15/5  精神:26/10
 幸運:14/4
攻撃:ミスリルナックル(格闘/双) 10(3D)/20(12D)/白兵(物理)/至近
回避:8(2D) 防御:24/10 HP:148 MP:29 行動:15 移動:12
エネミースキル:
《追加行動》1:あなたのメインプロセス終了直後に使用する。未行動となり、ラウンド終了まで【行動値】が-10される(最低0)。1シナリオに1回使用可能。
《アームズマスタリー:格闘》1(『SG』p.98)
《アイアンフィスト》1(『SG』p.98)
《スタンアタック》3(『SG』p.99)
《ソウルバスター》1(『SG』p.100)
《ソウルフィスト》1(『SG』p.100)
《ハリケーンブロウ》2(『SG』p.100)
《マインドアデプト》1(『SG』p.100)
《メナシングロアー》1(『SG』p.101)
《ワンツーブロウ》5(『SG』p.101)
《トリプルブロウ》1(『SG』p.101)
《ラストブロウ》1(『SG2』p.62)
《無限の力》1(『EG』p.17)
ドロップ品:
5~7:ミスリルナックル(『IG』p.19) 8~14:飛翔符(『IG』p.130)×2 15~:元剣闘士の証(2000G)

 剣闘士崩れ。《トリプルブロウ》は使う機会がなかった(そんなのばっかだな)。《ハリケーンブロウ》はトラップゾーンに移動させるため。
 敵に《ソウルバスター》を使用させると、PCにはほとんど対抗策が存在しないのであまり持たせたくない。今回は取得・使用させたが、ミドルでの情報収集に成功すると《ソウルバスター》のHPロスを半減できるギミックを入れてみた。《追加行動》は『アルシャード』シリーズのパク……模倣。

ルモント私兵

分類:人間  属性:
レベル:10(モブ)  識別値:13
判定:7/3
回避:3(2D) 防御:14/4
HP:76 行動:9 移動:10
攻撃A:グレートボウ(弓/両) 8(3D)/15(4D)/射撃(物理)/30m
エネミースキルA:
《零距離射撃》1(『EG』p.13)
《連続攻撃》1(『EG』p.14)
《バッドステータス付与:毒(2)》1(『EG』p.21)
攻撃B:マスケット(錬金銃/両) 8(3D)/29(4D)/射撃(物理)/20m
エネミースキルB:
《ガンスミス》1(『SG』p.67)
《零距離射撃》1(『EG』p.13)
《範囲攻撃:射撃》2(『EG』p.21)
ドロップ品:
6~8:ダイアモンド(『IG』p.62) 9~12:装飾品(1000G) 13~:練達の証(900G)×2

 大して攻撃力がない上に長距離にエンゲージを分けていたので、PCからほとんど相手にされなかった(苦笑)。一応、魔獣ソレニオが倒されるとNPCギルド“雄牛の巨角”を攻撃する可能性があったが、先にFS判定が終了したため、機会はなかった。

魔獣ソレニオ

分類:魔獣  属性:
レベル:14  識別値:15
能力値:
 筋力:32/10  器用:21/7
 敏捷:15/5  知力:14/4
 感知:24/8  精神:30/10
 幸運:19/6
攻撃:噛みつき(格闘/双) 14(4D)/61(2D)/白兵(物理)/至近
攻撃:《ブレス:水》 7(5D)/28(3D)/特殊(魔法〈水〉)/20m
回避:6(2D) 防御:22/10 HP:148 MP:59 行動:4 移動:12
エネミースキル:
《連続攻撃》1(『EG』p.14)
《ブレス:水》1(『EG』p.16)
ドロップ品:
5~7:魔獣の尾(500G) 8~14:魔獣の鋭爪(1000G) 15~20:魔獣の鋭牙(3000G) 21~:魔獣の皮(6000G)

 双頭の巨大な蛇。プレイ中は魔獣とのみ呼称。“雄牛の巨角”を殴る要員であり、ウォーリアの《カバーリング》対策のために《連続攻撃》と対抗属性の《ブレス:水》のみ持たせた単純なスキル構成。助けるFS判定を行うためには“雄牛の巨角”と魔獣ソレニオを囲む鉄格子(『上級』p.176)を破壊する必要がある。PC自体にはさほどダメージを与えられなかったが、“雄牛の巨角”が落ちるかも、という焦りは与えられたのではなかろうか。


■第6話「祭典の“供犠”」

ペインゴースト(『EG』p.88)
スペクター(『EG』p.88)
グール(『EG』p.89)
ゾンビグレートウォーリアII

グレートウォーリア(『EG』p.55)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
分類:アンデッド
レベル:14
精神:28/9
回避:5(2D)
防御:24/9
HP:120
追加エネミースキル:
《無限の力》1(『EG』p.17)
《腐臭》1(『EG』p.24)
削除エネミースキル:
《バーストスラッシュ》

 4話で苦戦したゾンビグレートウォーリアをちょっと強化させて再登場。しかしあっという間に討たれ、PCの成長具合に驚かされた。

ジェットゴーレム改

ジェットゴーレム(『EG』p.111)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
レベル:
器用:22/7
HP:84
変更エネミースキル:
《ジェットバーナー》3:命中判定[3D+8]、ダメージ[2D+45]〈火〉に変更。
追加エネミースキル:
《高速機動》1:セットアッププロセス。あなたの行う回避判定の達成値と【行動値】・【移動力】に+10し、《チャージ》のSLに+4する。この効果はラウンド終了かあなたがダメージを受けるまで持続する。

 エネミーの回避が低い方が事故が起こらずプレイヤーもストレスが溜まり難いというのは理解しているのだが、たまには回避高いエネミーも出さないと命中にリソース割り振る意味がないなあなどとも思ったりする。単純に回避が高いだけでは面白くないので、ダメージを受けると回避が大幅に下がるようにしてみた。が、これも例に拠って機能せず。ダメージを受けて【行動値】が低下するのを見せたのだが、判り辛かったようだ。

アイアンゴーレム改

アイアンゴーレム(『EG』p.110)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
レベル:10
器用:27/9
HP:100
変更エネミースキル:
《アイアンビーム》1:命中判定[2D+9]に変更。
追加エネミースキル:
《ハイパーメガ》1:マイナーアクション。あなたがそのメインプロセスで使用する名称にビームを含むスキルの命中判定に+1D、ダメージロールに+10Dする。
《拡散メガ》1:マイナーアクション。あなたがそのメインプロセスで使用する名称にビームを含むスキルの命中判定に+2D、ダメージロールに+5Dする。更に「対象:単体」であれば「対象:範囲(選択)」に、「対象:範囲(選択)」であれば「対象:十字(選択)」に変更する。
《エネルギーチャージ》2:クリンナッププロセス。あなたのすでに使用した使用回数のある名称にビームを含むスキルの使用回数を1増やす。1シーンに2回使用可能。
《バッテリーパージ》1:パッシブ。《エネルギーチャージ》を使用した場合、命中判定・リアクションの達成値と【行動値】に+2する。この効果はシーン終了まで持続し、《エネルギーチャージ》を使用するごとに累積する。
変更ドロップ品:
13~16:鉄(100G)×4 17~:ゴーレムの宝石(150G)×6

 我々の世界でいう巨大な電池を2本背負ったアイアンゴーレム。ビーム強化のスキルの名称がまず浮かび、〈光〉属性のPCがいるのでその恩恵が味わえる機会を付与する意図もありビーム持ちのゴーレム中から1話に出ていたアイアンゴーレムを選択。
 基本的にPCはエンゲージを分ける構成なので、《拡散メガ》は使わないだろうとは思っていた。《アイアンビーム》は単体なので「『対象:範囲(選択)』であれば~」という記述は全く意味を持たないのだが、ムダに入れる(笑)。

爆弾魔アンデッド

分類:アンデッド  属性:
レベル:8(モブ)  識別値:12
判定:5/4
回避:4(2D) 防御:14/10
HP:74 行動:4 移動:10
攻撃A:バーストルビー(錬金術/片) 9(3D)/33(2D)/射撃(魔法〈火〉)/10m
エネミースキルA:
《自爆装置》1:パッシブ。トラップの「自爆」(『R2』p.279)が設置されている。自爆はレベル+10、ダメージ+10Dにカスタマイズされている。
《武器投射》1(『EG』p.14)
《腐臭》1(『EG』p.17)
《オブジェクト破壊》1(『EG』p.23)
攻撃B:ハンドグレネード(錬金術/片) 9(3D)/27(2D)/射撃(物理)/10m
エネミースキルB:
《マジックエクスプロージョン設置》1:メジャーアクション。10m以内のエンゲージに「マジックエクスプロージョン」(『上級』p.175)を設置する。1シナリオに1回使用可能。
《グレネード:スタン》3(『SG』p.67)
《グレネードマテリアル》1(『SG』p.68)
《グレナディア》1(『SG』p.69)
《ハンドグレネード》1(『SG』p.69)
《武器投射》1(『EG』p.14)
《無限の力》1(『EG』p.17)
《骨の体》1(『EG』p.17)
ドロップ品:
5~8:バーストルビー(『IG』p.38) 9~12:バーストルビー×2 13~:バーストルビー×3

 シーフPCがセットアッププロセスで隠密状態になるため、その対策として「対象:範囲」のスキルや攻撃を持つエネミーをしばしば入れている。
 Aは自爆するだろうとプレイヤーは推測していたが、トラップの自爆とはさすがに判らなかったようだ。あるかどうかも判らないトラップを探すために貴重なメジャーアクションを潰すわけにはいかないというのも判る。《オブジェクト破壊》は使わないけど入れた、《マジックエクスプロージョン設置》は使う機会がなかった。
 ドロップ品のバーストルビーは後述のセラフィックポメロが隠密状態で登場するので、もしかしたら使うかなと思って出した(使わなかったが)。

アンデッドルモント

分類:アンデッド  属性:
レベル:12  識別値:17
能力値:
 筋力:20/6  器用:40/13
 敏捷:20/6  知力:20/6
 感知:20/6  精神:32/10
 幸運:16/5
攻撃:贋ヴァイス磁器の壺(打撃/両) 13(3D)/90(4D)/白兵(物理)/至近
回避:6(2D) 防御:10/5 HP:164 MP:42 行動:12 移動:11
エネミースキル:
《金で面を張る》1:パッシブ。あなたのELよりCLが低いキャラクターの所持金が0、または借金をしている場合、あなたが行う攻撃のダメージに+5Dする。
《金の光は七光り》1:パッシブ。《所持金》で所持しているGにより、攻撃の命中判定とダメージに以下の効果を得る。

  • 6000~7999:ダメージ+1D
  • 8000~9999:ダメージ+2D
  • 10000~11999:攻撃の命中判定+1D、ダメージ+3D
  • 12000以上:攻撃の命中判定+1D、ダメージ+4D
《金は不浄に集まる》1:セットアッププロセス。場面(選択)の対象と【精神】で対決を行う。対決に勝利した場合、対象の所持金を[2D×100]G減少させ、減少させた値と同じだけあなたの《所持金》のGに加える。
《後生大事や金欲しや》1:あなたが攻撃のダメージを受けた直後に使用する。攻撃を行った対象の所持金を[その攻撃で受けたHPダメージ×10]G減少させ、減少させた値と同じだけあなたの《所持金》のGに加える。1シナリオに1回使用可能。
《所持金》1:パッシブ。5000G所持している。
《千金の子は市に死せず》1:パッシブ。【物理防御力】と【魔法防御力】に《所持金》で所持しているGの200分の1を追加する。
《とある商人の拝金主義者(マンモナイト)》1:メジャーアクション。場面の対象に特殊攻撃を行う。命中判定は[3D+13]、ダメージは[3D]に[《所持金》で所持しているG÷100]を加えた物理ダメージとなる。メインプロセスの終了時に《所持金》で所持しているGが0になる。HPが20以下の時、1シーンに1回使用可能。
《時は金なり》1:イニシアチブプロセス。即座にメインプロセスを行うことができる。行動済みでもメインプロセスを行え、このメインプロセスを行ったことで行動済みにならない。使用すると、《所持金》で所持しているGを[そのシーンで《時は金なり》を使用した回数×1000]失う。1ラウンドに1回使用可能、失う《所持金》が足りない場合は使用できない。
ドロップ品:
2~6:贋ヴァイス磁器の欠片(100G)×2 7~9:贋ヴァイス磁器の欠片(100G)×4+《所持金》で所持しているGの5割 10~12:贋ヴァイス磁器の欠片(100G)×4+《所持金》で所持しているGの8割 13~17:贋ヴァイス磁器の欠片(100G)×6+《所持金》で所持しているGの10割 18~:贋ヴァイス磁器の欠片(100G)×10+《所持金》で所持しているGの12割

 贋陶磁器販売や裏闘技場経営を行っていた犯罪組織のボス。モードに殺され、メルウィンにアンデッド化されてしまった。
 6話で作っていて一番楽しかったエネミー(笑)。PCの財産的リソースを奪うのが好きなのである註6)
 《とある商人の拝金主義者》は使用せず。倒されるのがあと1手番遅ければ使用していたので、面白いバランスだったな、と一人喜んでいた。
 《所持金》増加による強化は、プレイヤーの目に触れる攻撃の方を小刻みにするべきだったと後悔。先に《金の光は七光り》を考えた時には表計算ソフトで金の管理を行うことを考えていなかったため、このようになってしまった。

セラフィックポメロ

分類:霊獣  属性:
レベル:2  識別値:11
能力値:
 筋力:5/1  器用:13/4
 敏捷:10/3  知力:5/1
 感知:10/3  精神:8/2
 幸運:30/10
攻撃:体当たり(格闘/双) 4(2D)/10(2D)/白兵(物理)/至近
回避:3(2D) 防御:4/2 HP:35 MP:21 行動:6 移動:10
エネミースキル:
《つぶらな瞳》1:パッシブ。あなたを対象とした攻撃の命中判定に-1Dする。
《超幸運の証》1:パッシブ。あなたが戦闘不能または死亡となった場合、アフタープレイでの成長点算出時にレベルを10倍として扱う。
《シャドウストーク》1(『SG』p.63)
《ディスアピア》1(『SG』p.104)
《飛行能力》1(『EG』p.21)
ドロップ品:
2~5:グミ(1G)×30 6~8:ポメロ人形(300G) 9~12:レアポメロ人形(1500G) 13~:聖雪の羽根

 リプレイにはエネミーデータとしては登場しないので、こちらで作成。隠密状態で登場する。《超幸運の証》は以前別キャンペーンで出したメタルポメロ註7)のスキルを流用。
 その羽根は邪悪な力を抑える能力があるとのことなので、前述のアイテムデータに。ドロップしなかったので、結局意味はなかった。

メルウィン

分類:人間  属性:
レベル:16  識別値:15
能力値:
 筋力:14/4  器用:21/7
 敏捷:22/7  知力:33/11
 感知:21/7  精神:29/9
 幸運:27/9
攻撃:《魔術攻撃:風》 15(3D)/50(4D)/魔法(魔法〈風〉)/20m
攻撃:毒針(短剣/片) 7(2D)/10(2D)/物理/至近
回避:7(2D) 防御:20/15 HP:282 MP:197 行動:8 移動:12
エネミースキル:
《即死毒生成》1:ムーブアクション。そのメインプロセスで毒を与えた場合、その毒の強度を255に変更する。1シーンに1回使用可能。
《テレポート》1(『SG』p.55)
《ヘイスト》2(『SG』p.56)
《エアリアルセイバー》5(『SG』p.59)
《マジックフォージ》3(『SG』p.61)
《マジックブラスト》2(『SG』p.61)
《ディジニ・ブリーズ》1(『SG』p.61)
《アプリケイション》5(『SG』p.130)
《ダブルキャスト》3(『SG』p.131)
《ファストドロウ》3(『SG』p.132)
《リポストベイン》3(『SG』p.133)
《魔術攻撃:風》1(『EG』p.15)
《無限の力》1(『EG』p.17)
《苦痛耐性》1(『EG』p.18)
《バッドステータス付与:毒(2)》1(『EG』p.21)
《フェイス:トリアラク》5(『EG』p.26)
ドロップ品:
3~6:香水(『IG』p.62) 7~11:黒猫の瞳(『IG2』p.123) 12~14:オリハルコンの髪飾り(『IG』p.106) 15~:叡智の指輪(『IG』p.120)

 トリアラク教団四部下の1人。永遠の若さを求めてアンデッド化を望む。長命なエルダナーンを憎んでいる。四部下はメインクラスを分けたかったので、消去法でメイジになったが、5話で何も考えずに《テレポート》を使用させてしまったのでアコライト要素も持たせた。
 《ディジニ・ブリーズ》は物理ダメージを与える役割の雑魚がやられてしまい、機能しなかった。《リポストベイン》も1回も使えなかった。《即死毒生成》は《インタラプト》されてしまって残念。その代わりにその次に使用した《ファストドロウ》が打ち消されずに済んだが、「毒(255)註8)」という衝撃的な値で笑いを取りたかった(その場でスキル解説はしたが)。使用順を逆にすべきだったか(笑)。


■第7話「邪神の“使徒”」(最終回)

ソローゴースト(『EG』p.87)

 《インタラプト》要員……なのだが、《インタラプト》もPCには対抗策がほぼないため、使用するのに躊躇うスキルである。今回は、ミドルでは「城壁」(『ARG』p.130)が2ラウンド以降も残っていた場合、クライマックスではミドルで敗北した場合のみ使用することにした。

強化スケルトンナイト

スケルトンナイト(『EG』p.86)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
レベル:14(モブ)
HP:115
攻撃A:ヘビーバスタードソード(長剣/片) 17(2D)/40(5D)/白兵(物理)/至近
追加エネミースキルA:
《協調攻撃I》1:パッシブ。《協調攻撃II》を参照。
《連続攻撃》1(『EG』p.14)
攻撃B:バスタードソード(長剣/片) 13(3D)/20(5D)/白兵(物理)/至近
追加エネミースキルB:
《協調攻撃II》2:パッシブ。《集団統率》《司令塔》の効果中のみ有効。同一エンゲージに《協調攻撃I》を持っているキャラクターがいる場合、白兵攻撃の命中判定に+1D、ダメージに+2Dする。

 ミドルとクライマックスでの強さに変化をさせるために《協調攻撃●》を作成。シーン攻撃1発で全滅させられるとさすがに面白くないので、対策として《護衛》持ちを選択した。

デュアルブリンガー

ブリンガー(『EG』p.88)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
レベル:12
防御:20/15
HP:162
追加エネミースキル:
《双精霊の鎧》1:プリプレイ。対抗属性同士ではない異なる属性から2つ選択。選択した属性の《複合属性攻撃》1(『EG』p.14) と《パラエレメンタル》1(『EG』p.21) を取得する。
《ブルヒット》1(『SG』p.120)
削除エネミースキル:
《精霊の鎧》《精霊の刃》

 例に拠って属性持ちPCのために。ランダムで属性を決定することは最初から決めていた。初めは複合属性にするつもりはなかったが、同属性・対抗属性になる確率がそれぞれ6分の1よりも12分の4の高確率の方が面白いだろうと考え《複合属性攻撃》《パラエレメンタル》を取得させた註9)

強化デュラハン

デュラハン(『EG』p.89)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
レベル:12
HP:147
攻撃:ファインソード(長剣/片) 7(2D)/46(4D)/白兵(物理)/至近

 大規模戦闘では《チャージ》が使用できないため、こいつもミドルとクライマックスでの強さが異なる。アコライトPCが対騎乗状態武器を持っていたため騎乗状態のエネミーを出したのだが、回復に忙しく殴る機会を得られなかった。重ね重ね申し訳ない。

ケルベロスゾンビ

ケルベロス(『EG』p.121)のデータを一部変更して使用する。データの変更点は以下の箇所。
分類:アンデッド
識別値:18
攻撃:噛みつき(格闘/双) 10(3D)/50(5D)/白兵(物理)/至近
移動:18
追加エネミースキル:
《バッドステータス付与:毒(3)》1(『EG』p.21)
《再生能力》5(『EG』p.18)
《腐臭》2(『EG』p.24)
削除エネミースキル:
《ブレス:火》

 殴られ始めると1ラウンドで落ちるため《再生能力》は使えずに戦闘不能。メイジPCの魔法が〈火〉属性なのだが、元の魔法防御が低すぎて同属性でも何の意味もなかった。

アコライトゴースト

分類:アンデッド  属性:
レベル:13  識別値:16
能力値:
 筋力:18/6  器用:12/4
 敏捷:28/9  知力:31/10
 感知:18/6  精神:31/10
 幸運:10/3
攻撃:《魔術攻撃:闇》 10(3D)/20(2D)/魔法(魔法〈闇〉)/20m
回避:9(3D) 防御:36/10 HP:97 MP:81 行動:13 移動:11
エネミースキル:
《プロテクション》5(『SG』p.54)
《ブレッシング》1(『SG』p.56)
《グローリー》1(『SG』p.56)
《禁忌魔術》1(『EG』p.14)
《魔術攻撃:闇》1(『EG』p.15)
《無限の力》1(『EG』p.17)
《飛行能力》1(『EG』p.21)
ドロップ品:
2~5:呪われし魂(40G) 6~12:呪われし強き魂(2000G) 13~:邪神の印(4000G)

 《プロテクション》と《ブレッシング》要員。《無限の力》を持っているので、《プロテクション》をかける対象は、ボス(ミドルはモード、クライマックスはマーティナ・マギル)と自分に限定。マギルより【行動値】を低くして、《二回行動》時のみ《ブレッシング》の恩恵を受けるように調整した。

バードゴースト

分類:アンデッド  属性:
レベル:13  識別値:16
能力値:
 筋力:18/6  器用:12/4
 敏捷:34/11  知力:21/7
 感知:11/3  精神:35/11
 幸運:10/3
攻撃:なし
回避:18(2D) 防御:39/11 HP:138 MP:89 行動:14 移動:11
エネミースキル:
《ガルドル》1(『SG』p.95)
《フォルテ》5(『SG』p.96)
《レクイエム》1(『SG』p.97)
《無限の力》1(『EG』p.17)
《得意分野:精神》1(『EG』p.20)
《飛行能力》1(『EG』p.21)
《死の咆哮》1(『EG』p.23)
ドロップ品:
3~5:呪われし歌声(200G) 6~13:呪われし強き魂(2000G) 14~:古びた楽譜(5000G)

 バッドステータス撒き散らし要員。良い場面でスリップを与えて、鬱陶しがらせることに成功したかと思う。こいつも回避高めのキャラ。回避高め系はクリティカルが起きないように固定値高めの2Dにしているが、固定値低めでダイス数を増やして振り幅を大きくした方がいいか悩みどころではある。

スケルトンアーチャー軍団

分類:アンデッド  属性:
レベル:10(モブ)  識別値:10
判定:7/5
回避:5(2D) 防御:16/8 行動:10 移動:12
HP:110
攻撃A:コンポジットボウ(弓/両) 10(3D)/54(3D)/射撃(物理)/30m
エネミースキルA:
《死者の矢》1:パッシブ。射撃攻撃の命中判定がクリティカルして命中した場合、ダメージの有無にかかわらず対象にスタンを与える。
《一斉射撃》1:パッシブ。《集団統率》《司令塔》の効果中のみ有効。同一エンゲージにあなた以外の《一斉射撃》を持っているキャラがいる場合、射撃攻撃の命中判定に+1D、ダメージに+[《一斉射撃》所持キャラクター数]Dする。
《アローシャワー》2(『SG』p.103)
《ホークアイ》3(『SG』p.105)
《無限の力》1(『EG』p.17)
《骨の体》1(『EG』p.22)
ドロップ品:
6~8:呪われし魂(30G)×4 9~12:踊るしゃれこうべ(100G)×4 13~:死者の鋭爪(200G)×4

 スケルトンアーチャー(『EG』p.87)の集団。《一斉射撃》の効果でこいつもクライマックスでは強化される。ルモント私兵の轍を踏まないよう、同じエンゲージに集まる理由付けのためもある。

モード

分類:人間  属性:
レベル:15  識別値:14
能力値:
 筋力:38/12  器用:37/12
 敏捷:23/7  知力:7/2
 感知:15/5  精神:31/10
 幸運:19/6
攻撃:アウトレイジ(両手剣/両) 10(4D)/53(3D)/白兵(物理)/至近
回避:7(2D) 防御:22/14 HP:450 MP:69 行動:12 移動:17
エネミースキル:
《レイザーシャープ》1(『SG』p.29)
《バッシュ》5(『SG』p.50)
《アームズマスタリー:両手剣》1(『SG』p.50)
《スマッシュ》1(『SG』p.52)
《バーサーク》5(『SG』p.52)
《パンプアップ》5(『SG』p.52)
《クールランニング》1(『SG』p.53)
《アームズロジック:両手剣》1(『SG』p.110)
《ストラグルクラッシュ》1(『SG』p.111)
《ハイボルテージ》5(『SG』p.112)
《ハイパーゲイン》1(『SG』p.113)
《バトルマニア》1(『SG2』p.84)
《禁忌魔術》1(『EG』p.14)
《無限の力》1(『EG』p.17)
《フェイス:トリアラク》5(『EG』p.26)
 以下のスキルはFS判定の進行値が7になった時点で生存してれば取得する。
《万軍撃破》1:マイナーアクション。そのメインプロセスで行う白兵攻撃の射程と対象を「射程:視界」「対象:場面(選択)」に変更し、エンゲージしていない対象にも行えるようにする。1シナリオに1回使用可能。
ドロップ品:
4~8:アウトレイジ(『IG』p.25) 9~12:練達の証(900G)×3 13~16:大戦士の証(5000G) 17~:必殺剣の秘伝書(10000G)

 トリアラク教団四部下の1人。永遠の闘争を求めてアンデッド化を望む。ウォーリアPCとの戦いを望んでいる。ミドルでの大規模戦闘時のボス。
 1ラウンド目で《パンプアップ》と《バーサーク》、《スマッシュ》を入れて全力で殴れるのが2ラウンド以降になるが、NPCの《ワンダフルラッシュ》も使用され2ラウンド目の行動前に倒れた。《フェイス:トリアラク》は【知力】が低くて当たらない可能性もあったので面倒になり使わなかった(笑)。《バトルマニア》を持っているが、ミドルでの戦闘なので適用されない。「対象:場面」は大規模戦闘ではフィールド1つが対象になるので、《万軍撃破》はあまり意味がなかった(使う前に死んだが)。

ムネノリ

分類:アンデッド  属性:
レベル:10  識別値:16
能力値:
 筋力:10/3  器用:17/5
 敏捷:21/7  知力:9/3
 感知:24/8  精神:25/8
 幸運:12/4
攻撃:ウェポンブレイカー(短剣/双) 10(2D)/28(2D)/白兵(物理)/至近
回避:8(3D) 防御:19/12 HP:96 MP:94 行動:13 移動:11
エネミースキル:
《アンビデクスタリティ》1(『SG』p.62)
《カッティングエッジ》2(『SG』p.63)
《サプライザル》5(『SG』p.63)
《シャドウストーク》1(『SG』p.63)
《スペシャライズ:短剣》5(『SG』p.64)
《ドッジムーブ》1(『SG』p.64)
《ナイフパリー》1(『SG』p.64)
《ウェポンフォーカス》1(『SG』p.65)
《バタフライダンス》1(『SG』p.65)
《ピアシングストライク》3(『SG』p.65)
《フェイント》1(『SG』p.65)
《サドンインパクト》1(『SG』p.65)
《コンシールアタック》3(『SG』p.91)
《ディスアピア》1(『SG』p.104)
《アデンダム》1(『SG』p.138)
《インセンサブル》1(『SG』p.141)
《カバートアクション》1(『SG』p.183)
《ビジランテ》1(『SG』p.185)
《フックダウン》1(『SG』p.187)
《マシンアーマー》1(『SG』p.188)
《アストラルボディ》1(『SG2』p.31)
《ソウルヒット》1(『SG2』p.31)
《パーミエーション》1(『SG2』p.31)
《携帯:EXHPポーション》1(『EG』p.18)
ドロップ品:
3~8:ネオカナガワの地図(600G) 9~12:EXHPポーション(『IG』p.61) 13~16:ネオカナガワ名物バットサブレ(5000G) 17~:ネオカナガワ名物バットサブレ(5000G)×2

 トリアラク教団四部下の1人。マーティナ・マギルのアンデッドを操る術によって意識を操られている。シーフPCの名前が「イチロー」なのでそこから着想を得て命名。
 シーフPCと対決するため、ほぼPCと同じように作っている(10レベルだけ1つ多くスキルを取っている)。が、双方隠密状態ですれ違いになり、ウォーリアPCを殴り、メイジPCに討たれた。物理ダメージ対策はいくつかあるが、魔法ダメージには弱い。とはいえ、《ソウルヒット》を撃って切り札を使ったと思わせた直後に《アデンダム》からの《サドンインパクト》を撃つのが目的だったので、その目的は果たせた。

マーティナ・マギル

分類:人間  属性:
レベル:20  識別値:
能力値:
 筋力:23/7  器用:28/9
 敏捷:25/8  知力:31/10
 感知:20/6  精神:46/15
 幸運:27/9
攻撃:イービルスタッフ(打撃/両) 7(2D)/17(2D)/白兵(物理)/至近
攻撃:《魔術攻撃:地》 10(4D)/10(2D)/魔法(魔法〈地〉)/30m
回避:12(2D) 防御:21/15 HP:800 MP:800 行動:14 移動:12
エネミースキル:
《運命の加護》5:パッシブ。フェイトを5点所持している。
《邪神の呪詛》2:メジャーアクション。シーンの場面(選択)を対象とする。あなたの【精神】と対象の【幸運】で対決を行う。対決に勝利した場合、対象にバッドステータスを与える。取得している《フェイス:~~》(『EG』p.26)に拠って与えるバッドステータスが決定される。複数の《フェイス:~~》を取得している場合、使用前にどの効果を与えるかを選択すること。1シーンに2回使用可能。

  • インディマ:スタン
  • クロムクルー:逆上
  • セルノーグ:毒(3)
  • トリアラク:恐怖
  • ブレーグ:衰弱(2)
  • マハディルグ:スリップ
  • ミーヴァル:縛鎖
  • モリーアン:威圧

《トリアラク降臨》1:マイナーアクション。【HP】が400以下で使用できる。そのメインプロセスで行う魔法攻撃を「射程:シーン」「対象:場面(選択)」に変更する。1シナリオに1回使用可能。
《トリアラクの恐怖》1:あなたのメインプロセス終了直後に使用する。未行動となり、ラウンド終了まで【行動値】が0となる。1シナリオに1回使用可能。
《トリアラクの幻影》2:クリンナッププロセス。場面(選択)の恐怖を受けている対象に、10点のHPロスとMPロスを与える。
《魔術視覚》1:パッシブ。射線の通っていないキャラクターを行動の対象にできる。
《ホーリーオーダーII》1(『SG』p.20)
《ホーリーワード》5(『SG』p.57)
《インペレイティブ》1(『SG』p.118)
《グレイスフォース》2(『SG』p.119)
《シャインストライク》1(『SG』p.119)
《ターンアンデッド》1(『SG』p.119)
《ホーリーフィールド》1(『SG』p.120)
《アースルーン》3(『SG』p.174)
《サポートルーン》3(『SG』p.175)
《バーストルーン》5(『SG』p.176)
《リーンフォースルーン》3(『SG』p.177)
《禁忌魔術》2(『EG』p.14)
《魔術攻撃:地》1(『EG』p.15)
《射程延長》2(『EG』p.17)
《無限の力》1(『EG』p.17)
《識別不能》1(『EG』p.19)
《邪神の力》1(『EG』p.19)
《魂砕き》3(『EG』p.20)
《二回行動》1(『EG』p.21)
《バッドステータス無効》1(『EG』p.21)
《司令塔》2(『EG』p.23)
《フェイス:トリアラク》10(『EG』p.26)
ドロップ品:
2~8:高級ダイアモンド(『IG』p.62)×2 9~15:邪神大神官の印(8500G) 16~:邪教の聖杯(12500G)

 トリアラク教団の首領で、キャンペーンのボス。
 当初はレムレスのシーフPCが戦闘不能になったら操ることができるようなスキルを持たせようとも考えたが、事故死した時に回復不可能になりそうなのでやめた。シーフPCへ《ターンアンデッド》を使用するためにパラディンは当初から確定、他に称号クラスを持たせようと考え、最終的にルーンマスターを選択。古エルダ語のルーンが展開されるという申し訳程度の世界説明も行う。
 トリアラクはアンデッドの神であると同時に恐怖の神でもあるのでバッドステータスの恐怖を撒き散らす。
 フェイトを所持しているが《ホーリーオーダーII》以外には攻撃にしか使わない。例に拠って【HP】が減るとスキルが追加される。それ以外に敵の数が減った場合の強化方法はないかと考えを巡らせ、部下がいる時は《司令塔》で部下強化、部下が粗方倒されたら《シャインストライク》で自己強化という考えに至る。これは結構良い案だったのではないかと自画自賛している。スキルが多いので使い忘れないように手順や組み合わせなどを予めデータの下に記入しておいたのだが、《グレイスフォース》1回分だけは使いそびれてしまった。
 《トリアラク降臨》は《インタラプト》されるかなと思って適当に作ってしまったが、結局打ち消されず。大仰な名前なのだから恐怖を与えるとか隠密状態も対象にできるとか追加効果を入れておけばよかった。


トラップデータ

錬金工房の暴走

種別:トラップ  構造:物理
レベル:7    カスタマイズ:
条件:トリガー型
探知値:13  解除値:15
対象:単体  射程:シーン
効果:作動したら1Dを振り、対象に以下の効果を与える。

  • 1:謎の光線が命中する。4D点のMPロス。
  • 2:高速回転するドリルが命中する。4D点のHPロス。
  • 3:謎のポーションを被る。難易度13の【筋力】判定を行い、失敗した場合毒(2)を受ける。
  • 4:ケーブルが足に絡む。難易度13の【敏捷】判定を行い、失敗した場合スリップを受ける。
  • 5:機械やアイテムが崩れてくる。難易度13の【幸運】判定を行い、失敗した場合スタンを受ける。
  • 6:幻影が映し出され、めまぐるしく変わる。難易度13の【精神】判定を行い、失敗した場合威圧を受ける。

 4話に登場。プレイ中は、再起動装置(『R2』p.283)と組み合わせて使用。

アンデッド強化の陣

種別:トラップ  構造:魔術
レベル:16    カスタマイズ:
条件:トリガー型
探知値:─  解除値:18
対象:場面  射程:シーン
効果:「種別:アンデッド」の対象が行う全ての判定に+1Dする。

 7話に登場。シーフPCがシーン攻撃を撃つ前に、解除させるのが目的(クリティカルで避けるのを防ぐために解除するだろうと考えた)。シーン攻撃を遅らせてなるべく雑魚を生存させようという意図。結局シーン攻撃までには解除されなかったが、回避判定でクリティカルは発生せず。クリティカル回避の被害を受けたのはメイジPCの《ホロコースト》だった。


NPC戦力データ

 7話の大規模戦闘ルールで使用したデータ。今回は戦団規模によるNPCの参加制限は撤廃して、特別に何人でも参加できるようにした。
 公式NPCも何人かいるが、本キャンペーンで独自に設定したデータであり、値は公式のものではない註10)

 敵戦団データは下記の通り。

トリアラク教団アンデッド軍

 動員人数:10000
 参加NPC:モード(戦力修正:+10)
 所有戦団サポート:《戦力補強》(『ARG』p.126)
 「城壁」(『ARG』p.130)所有


 以下の3人(?)のNPCは戦力修正はなく、動員人数が増加する註11)

レティシア・グランフェルデン(『R1』p.300)

 動員人数:3000

義勇兵

 動員人数:200~1000註12)

クイッサ・レイング

 動員人数:200


 以下にNPCデータを示す。内政能力は使用していないので、プレイ中は提示していない。

アゼリア・アンフォーチュン

 戦力修正:+1 内政能力:±0
 特別条件:ランサーゴーレムを率いている。「種別:機械」のキャラクターとして扱う。

ウェルチ(『西方』p.71)

 戦力修正:+2 内政能力:+2

“雄牛の巨角”

 戦力修正:+2 内政能力:±0

グレズ

 戦力修正:±0 内政能力:±0
 特別条件:戦団に所属する「種別:機械」のキャラクターの戦力修正に+2する。

ジャック・オー・ランタン

 戦力修正:+1 内政能力:±0
 特別条件:戦団の戦場サポートに《破壊工作》(『ARG』p.126)を追加する。これは戦団が使用できる戦場サポートの数を無視する。

シルバ&カッパー

 戦力修正:+1 内政能力:±0

“ダグデモアの竪琴”

 戦力修正:+3 内政能力:+1
 特別条件:《ワンダフルラッシュ》《シャングリラシャワー》《ノーブランドガールズ》を使用可能。

ブル・ジョワンニ

 戦力修正:±0 内政能力:+6
 特別条件:戦団の戦場サポートに《食料配給》(『ARG』p.125)を追加する。これは戦団が使用できる戦場サポートの数を無視する。

ムガード・ハチェット

 戦力修正:±0 内政能力:±0
 特別条件:《ジョイフルジョイフルによる支援》を使用可能。


 以下にNPCの使用するスキルを掲載する。

《ワンダフルラッシュ》1:イニシアチブプロセス。マリネが前線の単体に「種別:格闘」による白兵攻撃を行う。命中判定[4D+8]、ダメージは[4D+80]の物理ダメージ。このダメージロールでは対象の【物理防御力】と【魔法防御力】を0としてダメージを算出する。
 1シーンに1回使用可能で、使用回数は《シャングリラシャワー》《ノーブランドガールズ》と共有する。

《シャングリラシャワー》1:イニシアチブプロセス。ミアが前線または敵中衛の範囲(選択)に「種別:弓」による射撃攻撃を行う。命中判定は[3D+9]、この攻撃ではダメージを与える代わりにエネミーレベル11以下のモブを死亡させ、それ以外の対象にはスリップと放心を与える。
 1シーンに1回使用可能で、使用回数は《ワンダフルラッシュ》《ノーブランドガールズ》と共有する。

《ノーブランドガールズ》1:イニアチブプロセス。ミナリが場面(選択)の対象に魔術を使用する。対象のバッドステータスを全て回復、または効果の持続している魔術のスキル1つの効果を解除する。どちらの効果を受けるかは対象がそれぞれ選択し、効果を受けないことを選択することもできる。
 1シーンに1回使用可能で、使用回数は《ワンダフルラッシュ》《シャングリラシャワー》と共有する。

《ジョイフルジョイフルによる支援》1:ラウンド進行中、すべてのキャラクターが行動済みになった時に使用する。ムガードがシーン内の単体を対象に呪歌を使用する。対象を未行動にする。
 1シーンに1回使用可能。

 情報収集シーンで、手番を使ってNPCと交渉することで戦団に参加する。
 ミドルの《ワンダフルラッシュ》使用時に「フェイトだよ!」って言って攻撃したのに判ってもらえず悲しい思いをした(笑)。大規模戦闘に勝利すると、“ダグデモアの竪琴”のうち1人またはムガードがクライマックスの戦闘に参加してスキルで支援する(戦団に参加している場合。両方参加している場合は“ダグデモアの竪琴”優先)。クライマックスではバッドステータスがばら撒かれるため、ミナリの《ノーブランドガールズ》が最適解かなと思っていたが、選んでくれて良かった註13)。ミアの《シャングリラシャワー》は弱すぎて選択肢にならなかった(強化スケルトンナイトが倒せない)。ダメージ処理を面倒に思ってバッドステータス付与のみにしたが、それならそれで毒(2)くらい追加すれば良かったと今にして思う。《ノーブランドガールズ》の効果がバッドステータスと魔術の解除というのは、名称と効果がいい感じに適合しているなと気に入っている。
 5話でフェッロを見逃していたら、なし崩し的に戦団参入するというようなイベントも考えていたが、実現しなかった。

■註

  1. 「機械_素手」「霊体_飛行」「骨_弓」など。情報を与えることで、プレイヤーの判断の参考にしてもらう。
  2. 4話時点で名前が決まっていたのはムネノリのみ。
  3. 《ワイドアタック》や《マジックブラスト》などの範囲攻撃を活かせるようにする意図。
  4. PCが属性付きの攻撃をした場合も対抗属性や同属性の場合は伝えるようにしているので、同じ手順で属性を知ったことにしている。
  5. もちろん、魔獣ソレニオのように普通に対抗属性の攻撃スキルを持たせることもある。
  6. 正しくは、奪われるかもという危機感を煽るのが好き。なので、ここでもリソースをケチったりせずに早く倒せば返金されるようになっている。
  7. 名前から想像される通りの硬くて速くてすぐ逃げるエネミー(笑)。
  8. クリンナッププロセスに1275点のHPロスを受ける。とりあえず大きな数値を示す時には255を良く使う。ファミコン世代だからだろう(笑)。
  9. 属性は1D12を振って決定(1:地水、2:地火、3:地光、4:地闇、5:水風、6:水光、7:水闇、8:火風、9:火光、10:火闇、11:風光、12:風闇)。
  10. 改めて断る必要もないと思うが、念のため。
  11. なお、初期動員人数は0とした。
  12. 募兵のための【知力】または【精神】判定の達成値に拠って人数が決定される。
  13. ところでかなりの頻度で毒を撒いていると思ったが、誰も耐毒符を買わなかったな……。

ひとこと

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