大崎下島へ行ってきた

 カープ戦とTrySailライブを終えた後、1人酒を飲みながら翌日以降どこに観光に行こうか考え始める。京都辺りで途中下車してみようかなと漫然と考えてはいたのだが、基本的には行き当たりばったりで実にいい加減な旅である。
 飲み終えて宿につき、ボーっとしていたらハッと想到。瀬戸内海の島に行こうと思い立つ。
 どうせならということで、『たまゆら』の舞台の1つである大崎下島に行ってきた。続きの方に写真等を挙げておく。

 広島から大崎下島へは直接バスでも行けるようなのだが、『たまゆら』作中のように竹原から船で向かうべく呉線で竹原へ。昨年の西日本豪雨で一部不通になっていた呉線だが、(そこまで注意して見ていたわけではないとはいえ)どこで寸断されていたのかはもう全く判らない状態。
 竹原港にて、あまり冷えていなかった瀬戸内レモンラムネを飲みながら大崎下島行の船を待つ。港に設置されてあった『たまゆら ~卒業写真~』のパネルを見て、作品が完結してから既に3年も経過していることに改めて驚かされる。
 直接御手洗港に行く船もあるにはあるようだが、時間が合わなかったため、大長港行きに乗る。帰浜後に確認したら作中でも大長港で乗下船していた。しかし神奈川にいると、島といえば江ノ島か城ケ島のような小島か、埋め立て地の人工島ばかりなので、船に乗っていると大きな島が視界にぽんぽん浮かび上がってくる瀬戸内海は何度見てもどこか不思議な感じを覚える。

竹原港のパネル
竹原港のパネル。
大崎下島の大長港
大長おおちょう港、初見では読めなかった(笑

 島に着いてから宿を取り、途中で大長みかんジュースを飲みつつ、徒歩にて作中に登場する御手洗地区へ。江戸から昭和初期まで風待ちの港として栄えた町並みが残っている場所で、作中で麻音の実家がある町である。
 着いた当日は割と遅くなったので、翌日に作中で登場した箇所を回る。夜は星が綺麗に見えるかと期待したのだが、生憎の曇り空で星空は拝めなかった。

麻音の実家のモデル七卿落遺跡
麻音の実家のモデルとなった七卿落遺跡。
七卿落遺跡の内部
内部も見られる。
住吉神社
住吉神社の燈篭。
千砂子波止の高燈篭
千砂子波止の高燈篭。
新光時計店
新光時計店。細い路地で全景を撮るのが難しい(苦笑

 作中でも何度か登場した港の見える……ではなく歴史の見える丘公園にも登ってみた。気軽に登れるとはいえちょっとした山の上にある。登り始めようとすると、ぽつぽつと雨が落ちてきて、「傘買えるようなところもないし、どうしよう」と困惑したりもしたが、幸いにもすぐに止んでくれた。
 みかん畑が多いからか、大きな蜂がそこら中に飛び回っているのにはちょっと閉口(苦笑

歴史の見える丘公園
歴史の見える丘公園。
歴史の見える丘公園のてっぺん
歴史の見える丘公園のてっぺん。
歴史の見える丘公園から北方を眺める
歴史の見える丘公園から北方を眺める。

 麻音が朗読劇を行った乙女座。こちらも中に入れ、舞台にも上がることができる。
 楽屋に「桜田麻音ステージショーin乙女座」の際に使用された看板が残っていた。残っているとは思いもしなかったので、これには驚かされた。

乙女座
乙女座外観。狭い路地なので(以下略
乙女座の舞台
乙女座の舞台を2階から撮影。
楽屋に残っていた桜田麻音ステージショーin乙女座の看板
楽屋に残っていた桜田麻音ステージショーin乙女座の看板。

 帰りも徒歩で大長港まで歩いて、船で竹原へ。港への道で大長みかんジュースを再び飲む(笑
 竹原に戻り、すこしだけ時間があったので竹原の町並み保存地区にも行ってくる。
 普明閣にも登ってきたが、今(これを書いている6月現在)は復旧工事中とのことで、登れないらしい。

西方寺・普明閣
普明閣。

 御手洗地区は火曜日休業の施設がほとんどで、本来なら開いていないはずだったのだが、団体観光客が来るということで特別に開いている施設が多かった。乙女座も外から眺めるだけになるはずが、おかげで中を見られ、更には麻音ショーの看板を発見することもできた。非常に幸運に恵まれた旅だったと言えよう。
 そんな中、普明閣から降りてきて、作中に出てくる喫茶店「たまゆら」のモデル「ゆかり」を撮影したら……!

たまゆらが写った!
たまゆらが写った!

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