■Middle Phase02 謎の神曲
- GM:シーンPCはティガーボルトで、シーンは切り替わりますが状況は前のシーンの続きです。
- ソルティ:何が起きたの? と音がした方を見る。
- エミリオ:ざざっとお嬢様の前に回りこみます。
- ソルティ:見えないよー(笑)。
- キムラ:看板はどうなりました? きっと無残に……(笑)。
- GM:まあ看板1枚くらいはふっとんだかな(笑)。見上げると、ビルの上にヒラガ・アーゲンティアとロチ支族の獣人型の精霊がいます。
- ティガ:さっきの後姿……やはり貴様だったか! ヒラガ・アーゲンティア!
- GM/ヒラガ:ほう、そこにいるのはティガーボルトか。十数年ぶりか?
- ソルティ:知り合いですか?
- エミリオ:むむ、因縁の対決のようです。
- ティガ:先日、亡霊を見たと言っただろう。その亡霊が……奴だ。
- ソルティ:はじめまして、わたしティガさんと同じ事務所のソルティアーネっていいます。以後お見知りおきを♪
- キムラ:をい。
- ソルティ:あら? そういう知り合いじゃないのかしら?
- ティガ:宣伝が通じる奴ではない。奴は……。
- ソルティ:まったく、いつも挨拶はちゃんとしろって言うからしただけなのに……ブツブツ。
- エミリオ:お嬢様、時と場合によります。
- GM/ヒラガ:あの時は貴様を消滅させ損ねたが、今度こそあの神曲楽士と同じ場所へ送ってくれよう。
- キムラ:ヒラガ……どこかで……はっ〈嘆きの異邦人〉ですか。
- ティガ:そうだ。奴はその時、敵側にいた。そして……俺の契約していた楽士を殺した男……。
- エミリオ:あいつが、ですか……。
- キムラ:なるほど……ティガさんの因縁の相手ですな。
- ソルティ:じゃ、やっつけちゃいましょう!
- GM:さて、今度はキムラ教授とソルティアーネの方を見て、「カジヤマ・マスマティカの完成品はどこにある? 生前ヤツと親しかった貴様らなら知っているはずだ」と言います。
- キムラ:……!
- ソルティ:カジヤマ・マスマティカ?
- キムラ:なるほど、あなたが私の研究室を荒らしてくれたのですな。お嬢様、カジヤマは私の古い親友であり、天才数学者です。
- ソルティ:あー、あのかっこいい学者さんのことね♪ で、その人が教授に何か残していたの?
- エミリオ:カジヤマ・マスマティカ殿はロヴィスの亡くなる前一度お会いしたことがある……。
- キムラ:さてミスター・ヒラガ。あなたは何故カジヤマを知り、何を求めているのですか?
- GM/ヒラガ:……ふん、何も知らぬのか。カジヤマ理論を用いて神曲を演奏すればこのようなことができるのだ。
- キムラ:なっ!
- GM:そういってベース型の単身楽団を弾き始めます。すると、看板を運ぶためにキムラ教授が召喚したボウライが黒く染まりトゲトゲしくなっていきます。
- キムラ:うそーん。
- エミリオ:なんと、精霊を暴走させる曲か?
- GM:上級精霊のティガーボルトはこのような神曲について知っていてもいいですよ。
- ティガ:いや、違う……これは!
- キムラ:まさか、噂にしかないはずの。
- ソルティ:え? え?
- ティガ:精霊を意のままに操るもの……支配楽曲! 失われたのではなかったのか!
- ソルティ:ええー? そんな神曲なんてあるの?
- キムラ:あれが……本当にあったとは……。
- GM/ヒラガ:少し痛い目にあってもらおう。
- ソルティ:エ、エミリオさん出番ですよっ!
- エミリオ:判りました。お嬢様はお下がりください。
- キムラ:うーん。前衛・後衛、2人ずつにします?
- ソルティ:あー、教授はかばえるのね。なら前2人・後2人でいきましょー。
- GM:今回ヒラガは神曲を奏でるだけで戦闘には参加しません。ロチ支族の獣人型精霊グロットが参加します。羽根4枚の中級精霊ですね。
- キムラ:ロチ支族っていうのは……?
- GM:蛇の形態を取る支族です。というわけで戦闘です。
●第1ラウンド
- GM:ではセットアッププロセスです。
- 一同:「何もしないー」「何もしません」
- GM:では行動値順に行きましょう。
- キムラ:自分か。待機します。
- ソルティ:次のわたしはコーヒー飲んで終わりー。
- GM:コーヒーはマイナーアクションで使えるからメジャーアクションで何かできますよ。
- ソルティ:MPもったいないので行動放棄です(笑)。
- ティガ:MPも使ってないし……俺だけか動けるの(笑)。前に出て殴るしかない。
- ソルティ:がんばれー。
- GM:マイナーアクションで移動、メジャーアクションで物理攻撃ですね。
- ティガ:YES。ボウライなら多分一撃と思うんで、そのまま《精霊撃》を使わずに普通に斬る!
- ソルティ:その油断が死を招くことになるとは、その場の誰も思わなかった……。
- キムラ:えー。
- ティガ:ダイスロール!(コロコロ)
- GM:(コロコロ)しまった、避けた(笑)。
- ソルティ:ちょ(笑)。
- ティガ:死亡フラグを立てるな(笑)。
- GM:では次はエミリオ。
- エミリオ:マイナーで移動、メジャーで物理攻撃(コロコロ)。
- GM:(コロコロ)当たり。当たったら攻撃力+1D6です。武器によって属性が決まりますが、武器は何でしたっけ?
- エミリオ:(コロ)槍なので〈刺〉10点です。
- GM:うわ、残った……。
- エミリオ:〈刺〉には強い?
- GM:〈刺〉だけ防御力がある。ではこちら。グロットは後ろの人に精霊雷を飛ばそう。キムラ教授に《精霊雷攻撃》。
- キムラ:老人をいたわる気のない方だ(ニヤリ)。
- GM:(コロコロ)16。特性攻撃なので抵抗値でリアクションです。
- ソルティ:たかい。耐えれる? 《無垢なる瞳》で達成値−2にしておく?
- キムラ:いや、食らっておきます。1回なら大丈夫でしょう。とりあえず抵抗、(コロコロ)12。
- ソルティ:教授ー! きっと仇は討ちます!
- エミリオ:殺さないでください(笑)。
- GM:ではダメージ(コロコロ)9点の〈光〉属性ダメージです。
- キムラ:くっ。オーダーメイドスーツで自分を守ります。えーと〈光〉はどれで防御するんでしたっけ?
- GM:〈光〉は特に防具に書いてなければそのまま素通しです。
- キムラ:了解。ぐうぅ。でも耐えてます。残り11点。
- ティガ:無事のようだな。
- キムラ:ええ、私も神曲楽士のはしくれ。
- GM:ではボウライズが2人に2グループずつ《アンブッシュ》で攻撃。ティガーボルトから。(コロコロ)ファンブった(笑)。
- キムラ:ないす。
- GM:はずれ(笑)。2グループ目。
しかし、なんと2グループ目の攻撃もファンブル。
- GM:ちょっ、おかしくね?(笑)
- キムラ:さすがGM! 空気読んでる!
- ソルティ:なんという優しいGM。クリティカル連発よりも地球に優しい。
- ティガ:上級精霊の威圧感に負けたのだ、きっと(笑)。
- GM:ぬう、では今度はエミリオに2グループが攻撃(コロコロ)。
- エミリオ:19(笑)。
- ソルティ:エミリオさーん(笑)。
- キムラ:おいおい。中級精霊には容赦なしなのですな(笑)。
- ソルティ:だねぇ。なんという手ごわい敵……。
- エミリオ:(コロコロ)13。命中しました。
- GM:(コロコロ)14点の〈刺〉属性です。
- エミリオ:痛いって(笑)。11点食らいました。
- GM:で、もう1グループが攻撃。(コロコロ)命中13。
- ソルティ:それは避けられる!
- エミリオ:(コロコロ)14。
- ソルティ:さすがエミリオ!
- GM:では最後に待機していたキムラ教授。
- キムラ:うーん、エミリオさんに《癒しのレスピレ》です。クラスレベル×3と単身楽団のピアノの効果で+2になります。(コロコロ)11点回復です。
- エミリオ:ありがとうございます!
- キムラ:癒しの調べはやはり川でしょう、と水の音がさらさら。
- ソルティ:あら、いい音色ね。
●第2ラウンド
- GM:では次のラウンドに行きましょう。
- キムラ:また待機で。
- ソルティ:んー、《浄き視線》をエミリオに。エミリオ、がんばって(キラッ★)。
- エミリオ:力がみなぎります♪
- GM:次はティガーボルト。
- キムラ:ティガさんの前のボウライはファンブル2回するような腰抜けです!
- ティガ:無事な黒ボウライを斬る。ダイスロール!(コロコロ)
- GM:(コロコロ)当たり。ダメージください。
- ティガ:(コロ)〈斬〉18点。チェストォォォォ!!
- ソルティ:あぁ、ボウライちゃんが……。
- キムラ:まっぷたつ。
- GM:黒ボウライは物質化を維持できなくなって消えていきます。
- エミリオ:やっぱりダメージはティガ殿の方が。無傷のボウライに《精霊撃》使って殴ります(コロコロ)。
- GM:17か。(コロコロ)当たり。
黒ボウライはエミリオの槍に貫かれて、消えていく。そしてグロットの行動に。
- キムラ:こいやゴルァ。
- ソルティ:教授……。
- GM:じゃあグロットはキムラ教授に行こう(笑)。《精霊雷攻撃》(コロコロ)。15、抵抗してください。
- キムラ:またですか。好かれたものですね……。
自分から挑発しておきながら何を言うのか(笑)。
- ソルティ:《無垢なる瞳》使います。
- キムラ:ありがとうございます! うーん、賭けでやってみようかな。
キムラ教授はこの攻撃をクリティカルで華麗に回避。
- キムラ:イエース!
- ソルティ:おめー。……って、《無垢なる瞳》意味なかった(´・ω・`)
- キムラ:いえいえ、お嬢様のおかげで軌道を見切れましたよ。
- ソルティ:うふふ、もっと褒めて褒めて〜♪
- GM:では黒ボウライズが前衛に1回ずつ攻撃。
- ティガ:もう1シーン1回しか使えぬ《アンブッシュ》はない!
- GM:しかし、ヒラガからの神曲でどんどん攻撃力が増えている様子。具体的には《スロースターター》がついています。
- キムラ:なんだってー。
- GM:では普通に攻撃しますわ。ティガーボルトね(コロコロ)。
- ティガ:(コロコロ)この程度、見切れぬ俺ではない!
- GM:ではエミリオにも攻撃(コロコロ)。
- エミリオ:《ブロッキング》使って回避(コロコロ)。使わなくても当たりませんでしたね。
- キムラ:前衛、強い!
- GM:では待機していたキムラ教授。
- キムラ:自分に《癒しのレスプリ》です。(コロコロ)全快! しかしMP残り2! どうしよう(笑)。
●第3ラウンド
- GM:それでは一巡で次のラウンドです。
- キムラ:待機です!
- ソルティ:わたしも待機。
- ティガ:無傷の黒ボウライに攻撃。
この攻撃にボウライは耐え切れず消滅していく。
- ティガ:我に断てぬものなし!
- キムラ:すさまじい切れ味の刀だ。
- ソルティ:さすがティガさん(ぱちぱち)。
- GM:ではエミリオ。
- エミリオ:マイナーでコーヒー、残りの黒ボウライに物理攻撃。
既にダメージを受けていた黒ボウライは消滅。黒ボウライは全滅した。
- ソルティ:ボウライちゃん……。
- キムラ:かわいそうなことをしました……。
- GM:まあ消滅したのではなく物質化できなくなっただけなので(ルール的にも死亡じゃなくて戦闘不能だしね)。
- エミリオ:次、召喚されたらまともな状態にいることを願って。さて、あとは蛇だけです。
- GM:グロットは前衛のどっちかに精霊雷を飛ばすかな。目標をサイコロで決めて……(コロ)。
- ティガ:やはり狙いは俺か!
- GM:ティガーボルトに精霊雷を放ってくる(コロコロ)。
- ティガ:(コロコロ)避けきれないだと!?
- GM:〈光〉ダメージ9点です。
- ティガ:残りHP17。
待機していた後衛2人はやることがなく、行動放棄して終了。
●第4ラウンド
- キムラ:待機!
- ソルティ:待機ー。
- キムラ:《清くない視線》で援護。
そんな特技はない!
- ティガ:濁った視線を感じる。
- エミリオ:なにやら腰周りに絡みつくような視線が……。
- ソルティ:ダメだこりゃ(笑)。
- GM:さて、ティガーボルトのターンです。
- ティガ:移動→攻撃。ここからは《精霊撃》を使う! ダイスロール!!(コロコロ)14!
- GM:(コロコロ)14。うは、避けた。
- ティガ:orz
- ソルティ:《無垢なる瞳》ー。
- GM:そうするとこちらの達成値12に下がるので当たります。
- ティガ:まだだ!
- ソルティ:あ、ティガさんに使っちゃった(笑)。
- GM:まあ、所長は所員全員の面倒を見ないと(笑)。
- キムラ:ナイスアシスト! 素晴らしい指揮です、お嬢様!
- ソルティ:それ採用(笑)。
- ティガ:《精霊撃》でダメージはアップ!(コロコロ)〈斬〉23か。
- GM:かなり痛い。次はエミリオ。
- エミリオ:マイナーで移動、メジャーで《精霊撃》(コロコロ)。
- GM:(コロコロ)当たり。
- エミリオ:(コロコロ)〈刺〉で19点。
- GM:まだ倒れませんね。では痛かったティガーボルトに攻撃しよう。
そう言って振った出目は3度目の1ゾロ=ファンブル。
- 一同:(爆笑)。
- GM:またかよ(笑)。グロットの放った精霊雷はあらぬ方向へ飛んでいきました。
- ソルティ:これが上級精霊のオーラなのね……。
- ティガ:どうした、この程度かっ!
- GM/グロット:ぬう、さすが上級精霊……。
- キムラ:自分のファンブルのせいでしょうー。
●第5ラウンド
次ラウンド、後衛2人は待機を選択。完全に気圧されているグロットはティガーボルトの刃をかわしきれず……。
- ティガ:行くぞ!(コロコロ)
- キムラ:ヒラガへの怒りでティガさんの動きがいつも以上に速い!
- ティガ:〈斬〉26。倒れたか。
- GM/グロット:バカな……。
- エミリオ:お見事です。
- ティガ:我に、断てぬものなし!
- ソルティ:勝った……の?
- GM:グロットが倒れたのを見たヒラガは「ちっ、やはり完全な研究成果がなくては力を発揮できぬか」と言って姿を隠します。グロットも物質化を解除して逃げていきます。
- キムラ:待ちなさい! あなたには聞きたいことが……。
- ティガ:待て! これ以上何をするつもりだ!
- ソルティ:追いかけよー。
- GM:追いかけるけど、建物も多いので見失ってしまいますね。
- エミリオ:翼を広げて舞い上がるけど、見えない。
- キムラ:見失いましたか……。
- ティガ:くっ、逃がしたか……。
- エミリオ:お嬢様、お怪我はありませんか?
- ソルティ:平気!
<<4|5|6>>