ちょっと遅れたけど
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本来なら最終巻となる予定だったが、人気のための延長とは嬉しい限りの『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ デザイア4 : 黒影の王都』。ネタバレ込みの感想を続きに。
のっけからハンドアウトすら疑うプレイヤーたちに笑った。
どちらのシナリオのボスも『至高天』で得られる望み自体が目的ではない、というのは意外な展開。“プルガトーリオ”の正体は、なるほどうまい落とし所だと思う。既に母の命令に従うだけの朱香ではなくなっているからこそ生きる正体だ。蔵人の方はGMとしてのメタ視点をそのままキャラクターとして活用しているというべきキャラクターで面白い。わざとらしいお約束展開がよく発生するのがTRPGなんだから、そこでは疑いを持たないだろうなあ(笑)。
逆にファルスハーツ所属ではあるけれど、絆(ロイス)を通じて人間性を獲得していく朱香とミユキの2人は実に『DX3』らしいキャラクターで、王道路線。ミユキがすっかり真に嫉妬する人になってるのはどうなんだろ。JGCではそんなつもりでプレイしてるわけではないとか言ってたような気もするけど、今では露骨に百合の人(笑)。いいぞもっとやれ。
しかしまあ『オリジン』でのオーヴァード空手娘狛江もそうだったけど、FHで始めても、最終的にはFHを抜けるというのがやっぱりキャンペーンの順当な着地地点なのかな。あんまり悪逆非道を続けていと、(そのキャラが死ぬことでしか)収拾が付かなくなるからねえ。
何はともあれ最終巻が楽しみ。登場するであろう真の黒幕も気になる存在だ。
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